自然豊かな軽井沢では様々な野菜が育てられています。高原野菜の代表格のキャベツやレタスをはじめ、トウモロコシやパプリカ、ズッキーニなどが生産されています。また、信州と言えばお蕎麦ですが、蕎麦の栽培も行われています。
軽井沢には数多くの有名なホテルやレストランがありますが、そこで軽井沢で育ったおいしい野菜が活躍しています。
目次
軽井沢の高原野菜といえばキャベツ
今や高原野菜といえば、軽井沢のお隣の嬬恋村や、同じ長野県の川上村などがとても有名ですが、高原野菜の発祥は「明治時代に軽井沢に住んだ外国人のために、軽井沢の農家がキャベツ栽培をはじめた」ことがはじまりと云われています。
軽井沢のキャベツは、夏に高原で収穫する夏キャベツといわれるものです。スーパーなどでは1年中キャベツを見かけますが、キャベツにはいくつかの種類があり、冬キャベツや春キャベツと合わせて1年中栽培されているためです。
軽井沢のキャベツは、とにかく玉が大きくて重いです。とてもシャキシャキとしていて、またキャベツが高原の水分と甘さを持っており、生のキャベツを引きちぎって食べるだけでもおいしいです。私としては、軽井沢で採れる野菜の中では一押しがキャベツです。
キャベツそのものがおいしいので、細切りしたキャベツをサラダ油で炒め、少しシナシナになったところに岩塩を振っただけのキャベツ炒めをおすすめします。
旬の時期:6~9月頃
意外とおいしい軽井沢のトウモロコシ
私が小学校の頃、学校の畑でトウモロコシを育てていました。畑の土を盛って、トウモロコシの種を2粒ずつ、等間隔で撒いていきます。夏を過ぎると立派に育ったトウモロコシを収穫し、給食のおばさんに茹でてもらって皆で食べていました。今、畑があった場所は北陸新幹線の線路になっていますが。。
また、お盆の時期は盆踊り会場で軽井沢で採れたトウモロコシを香ばしく焼いた焼きトウモロコシがあり、それをよく食べていました。
何気に毎年のように軽井沢で採れたトウモロコシを食べていたようです。
軽井沢のトウモロコシは、とにかく甘くておいしいです。生でも食べられるようですが、茹でたり焼いたりしてもおいしいです。バーベキューの食材に使うのも良いですね。
旬の時期:8~9月頃
春になったらたらの芽
たらの芽は、たらの木の芽の部分であり、寒い冬が過ぎて春になると枝の先端部分に芽が出てきます。これを採って食べるのですが、たらの木はトゲトゲなので気を付けないとトゲが刺さります。芽を採ると、その部分は成長できなくなるので、全部の芽を採らないよう計画的に収穫していきます。
たらの芽は、毎年、春の楽しみの一つです。ふきのとうを使ったふき味噌も良いですが、やっぱたらの芽のてんぷらが一番ですね。
たらの芽はてんぷらにして食べるのが一番です。軽く塩を振るだけで、あとはそのまま食べましょう。あのサクサクがなんともいえません。
旬の時期:4~5月頃
こちらも高原野菜のレタス
レタスは栽培が難しい野菜の一つで、暑い日が続くと成長が止まってしまいます。そんなレタスですが、レタスにとって夏に涼しい軽井沢はとても育ちやすい環境です。
丸い玉のレタスの他に、サニーレタスも軽井沢ではたくさん栽培されています。
軽井沢のレタス畑です。バッグにある山は浅間山で、とても涼し気な場所で育っています。
旬の時期:4~9月頃
軽井沢のあちこちに落ちている栗
秋の味覚、栗です。軽井沢町内には栗の木が数多くあるようで、秋になるとあちこちで栗の実が地面に落ちているのを見かけます。秋になるとスーパーでも売られています。
旬の時期:9~10月頃
信州といえばお蕎麦
信州といえばお蕎麦が有名です。軽井沢も信州なのでお蕎麦も栽培しています。写真はお蕎麦の畑です。お蕎麦は白い花を咲かせます。その後にできる黒い実がお蕎麦の元です。この黒い実をひいて蕎麦粉にしていきます。
軽井沢の農産物が揃う発地市場
軽井沢で採れたキャベツやレタス、トウモロコシは、発地市庭に行けば大体揃っています。発地地区は軽井沢の中で一番農産物の生産が盛んな地で、地元で採れた野菜や果物がたくさん売られています。