雲場池へ流れ込む水の源「御膳水」

御膳水

軽井沢の観光スポットとして「雲場池」がとても有名ですが、この池の水はどこから流れてきているのかご存じでしょうか?それがここ「御膳水(ごぜんすい)」です。御膳水は雲場池の少し上流に行った所にあります。

スポンサーリンク

目次

御膳水はホテル鹿島ノ森の敷地内

鹿島ノ森

雲場池から500m程北上した付近にホテル鹿島ノ森があります。雲場池の水の源は、このホテル鹿島ノ森の敷地内で湧き出ています。この場所を「御膳水」といいます。御膳水はホテル鹿島ノ森の敷地内にありますが、御膳水のある場所は一般公開してますので近くまで行くことができます。

通りから谷を降りたら「御膳水」

御膳水

ホテル鹿島ノ森の前の通りから谷へ階段で降りていきます。降りる場所は、ホテル鹿島ノ森の旧軽井沢側の直ぐ隣りです。

御膳水

ここが「御膳水」です。奥の所から水が湧き出ています。とても透明でキレイな水ですよ。軽井沢宿を通った大名や公家、明治天皇などに御膳水として使われたお水です。

「御膳水」は古くから使われた湧水

御膳水

御膳水の近くに説明が書かれています。何て書いてあるかというと、次のようなことが書かれています。

立札の内容軽井沢宿の御膳水(お水端)
江戸時代より水質がよく湧き出る水が豊富な湧水は、いつの頃か(お水端)と呼ばれ軽井沢宿を往還する旅人や宿場の人々又本陣等に宿泊する武家諸大名・宮公家門跡の御膳に使用する御膳水として活用された。
明治11年9月6日に明治天皇が軽井沢宿本陣(佐藤織衛)敷地内に新設された【御昼行在所】にて昼食をとられた時もこの(お水端)の湧水が御膳水として選定され使用される。

「御膳水」の湧き水が池になってます

御膳水 御膳水
御膳水の湧き水はこの場所で池になっています。湧き出た直後の水なので透明度が高い池です。

「御膳水」の湧水は雲場川、雲場池へと

御膳水 御膳水
御膳水の池は、川となって下流に流れていきます。この川は雲場川です。川沿いに遊歩道が整備されています。木々の中を流れていく小川は軽井沢らしい風景ですね。この川はやがて雲場池に流れ込みます。

「御前水」が流れ込んだ池「雲場池」

雲場池
御膳水から雲場川を下流へ下って行くと雲場池があります。ここは軽井沢でも有名な観光スポットです。最近は海外からの観光客も良く見かけます。
道路で雲場池へ向かう場合は、ホテル鹿島ノ森の前の通りを南下していけば雲場池の直ぐ横に着きます。六本辻方面へ曲がった所が雲場池の入口です。
雲場池
時期が合えば雲場池で泳いでいるカルガモが見られるかもしれません。
六本辻を北西方向へ進むと右手に木々の中に湧き水でできた雲場池が見えてきます。新緑の季節や、紅葉の季節はおススメです。また、この池ではカルガモが泳いでるのが見れるかもしれません。

「御膳水」の前の通りを進めば旧軽井沢

御膳水
御膳水の前の通りを道なりに進んで行くと旧軽井沢に出ます。そこまでは軽井沢の別荘地の涼し気な風景が続きます。道を進んで行くと大通りに出ますが、さらに真っすぐ進むと「聖パウロカトリック教会」があります。大通りを右折すると「旧軽井沢銀座商店街」の入口です。