レンガ造りのキレイなアーチ橋
軽井沢と横川を結ぶ鉄道に使われた碓氷峠の碓氷川を渡るための橋です。1891年(明治24年)着工し、1893年(明治26年)に竣工しました。当時はアプト式鉄道で碓氷峠の勾配を乗り越えていました。全長が91メートル、高さが31メートルあります。使用されたレンガは約200万個と言われており、レンガ造りの橋としては国内最大級の規模です。今もなお、キレイなアーチ形状の橋として観光名所になっています。「めがね橋」とも呼ばれており、国の重要文化財にも指定されています。
碓氷川の川沿いということもあり、夏はとても涼しい場所です。碓氷峠の道中の山の中のため、秋になるととてもキレイな紅葉がみれます。
めがね橋の上に登れます
碓氷峠(国道18号)を軽井沢から横川へ向かって行くと「めがね橋」が現れます。「めがね橋」の手前に駐車場がありますのでそこに車を停めましょう。なお、駐車場には公衆トイレや自動販売機などがあります。
そこから国道18号線沿いを歩いて数分で「めがね橋」に行くことができます。「めがね橋」までは歩道があるのですが、この歩道が崖から飛び出た浮いている所にあり、崖の下を見るとちょっとゾクッとします。崖の下を流れている川は碓氷川です。
「めがね橋」の近くまで来たら、国道18号線の横断歩道を渡り、「めがね橋」の真下に行くことができます。橋の下を潜り抜けると左手に登りの階段が現れます。この階段を登っていくと「めがね橋」の上に登ることができます。
橋の上は歩くことができます。碓氷川の真上に行くこともできます。下から見て分かると思いますが、橋の非常に高い場所を歩くので高所恐怖症の方はご注意を!高い所が苦手なタモリさんも「ブラタモリ」で恐る恐る歩いてました。でも、ここからの景色はとても良いです。紅葉の時期ならば最高かもしれません。
昔、鉄道が通ったトンネル
碓氷峠に鉄道を通そうとすると、その場所は山と谷の繰り返しです。めがね橋のような橋があれば、山を貫くトンネルも数多くあります。この時の碓氷峠のトンネルは26個ありました。その中でも「めがね橋」に登って右手(軽井沢方面)にあるトンネルが一番長く、長さは551メートルもありました。これらトンネルの近くまで行くことができます。
昔の人は、良くこんな所にレンガを積んで、トンネルを掘って、鉄道を通したなぁっと感心します。そのおかげて、信越本線で高崎~直江津間が鉄道で繋がれ、軽井沢も発展することができたんだと思います。